不妊症
子宮筋腫の漢方薬
2015.11.20
子宮筋腫とは
子宮筋腫は子宮の筋肉組織が異常に増殖して発生する良性の腫瘍です。頻度の高い病気で小さなものまで含めると30歳代~40歳代の女性のうち20%~40%の方には筋腫があると考えられています。女性ホルモンに反応して増殖するので閉経して女性ホルモンが減少すると自然に小さくなります。子宮筋腫があってもちゃんと妊娠する場合が多いのですが、筋腫のできる場所や大きさによっては受精卵の着床障害や流産をおこす原因になります。
西洋医学の治療にはホルモン療法と手術による治療があります。ホルモン療法は月経や排卵を止めることになりますし、その縮小効果は一時的なものなので不妊症の治療にはあまり向いていません。手術による治療は、筋腫が不妊の原因であることが明確で、他の治療がすべて無効であった場合に不妊専門の医師とよく相談して決めます。
子宮筋腫の漢方薬
子宮筋腫は、5cm以下の場合は、活血化痰薬を中心に漢方薬を使います。
5cm以上の場合、着床に影響のある場所にある筋腫は、手術をした方が良いでしょう。
不妊症の漢方薬
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